ウェブショップはこちら
0

    映画 ] JAPAN CUTS 2018


    JUGEMテーマ:イベント情報

     

    およそひと月ほど前、日本映画について辛口の批評を書いた。

     

    「日本映画は、国内である意味、国内にそこそこ需要があって、

    映画を作っている会社は、みな、そこそこ利益が出ているので、

    世界を目指そうという気概が無い。

    この十年だけを見ても、世界標準に達している映画は相当あるが、

    アメリカでもフランスでも上演されている件数は殆どない。

    世界に主戦場を求めるのではなく、ジャニーズ系の俳優を起用して

    国内の観客動員数を増やしたと喜んでいるように思う。

    この図式は、邦画という産業が、そういう形でこの五十年間、生存した魔法の方程式ともいえる。

    しかし、人口形態が少子高齢化に進んでいく今の世の中、

    ジャニーズでいつまで食っていくことができるだろうか?」

     

    実は、一昨日に終わったのだが、ニューヨークのジャパンソサイエティが、

    一か月にわたって、JAPAN CUTSという日本映画のイベントを行っていた。

    全部で30の作品を毎日上映。

    ほとんど、2017年ー2018年の映画を上映していたようだ。

    その中には、「blank13」という、斎藤工が初めて監督を務めた作品をはじめ、

    大手4社の制作でないものがほとんど。ちなみに、blank13は割と良い映画だったが、

    日本映画の最高レベルではないと思う。

     

    さらに、2008年の「歩いても歩いても」という名作もあった。

     

    普通の日本のシネコンでは上映されていない映画が多かったようだが、

    魅力ある作品が多いように感じる。

     

    Japan CUTSについては、こちらをご覧ください。

    http://www.japansociety.org/page/programs/film/japan-cuts-2018

     

    こういう努力を、ニューヨークだけではなく、

    上海、北京、バンコック、ムンバイ、モスクワ、パリ、ベルリン、イスタンブール、リオ、トロント

    と、世界各地で開催してほしい。

    もちろん、各地で毎年一回。

     

    さらに、他の日本の古典芸能や和の文化と組み合わせてのイベントを開催することによって、

    日本は文化を輸出する魅力ある国になっていくと思うのだが。

    予算はかかるだろうが、すぐに陳腐化する武器を買うよりはるかに日本の安全保障に寄与していく、

    と、考えるのは私だけだろうか?

     

     

     

     

     


    0

      映画 ] 日本映画よ、世界を目指せ!


      是枝裕和監督の「万引き家族」が、カンヌ映画祭のパルムドールに選ばれた。

      日本各地でも、6月上旬から、興行が始まった。

      先日鑑賞したが、確かに、なかなかの出来栄えだったと思う。

      キャストや上演者の意気込みが伝わってくるものだった。

      是枝監督の映画は、人類普遍のテーマの家族を扱っている点で、

      世界の評価を受けることが多い。

       

      そういった点では、日本の映画は、もっと世界的に認められていいのではないだろうか?

       

      「和紙はお好き?」が、常日頃、問いかけていることは、

      日本の芸術や、商品の中で、時代に取り残されているものは、世界を目指すべきということがある。

      古典芸能や、書道、日本画など、その技法や精神が、国際的に受け入れられれば、

      今とは全く違ったものとなっていくと思っている。

       

      その一方で、日本映画は、国内である意味、国内にそこそこ需要があって、

      映画を作っている会社は、みな、そこそこ利益が出ているので、

      世界を目指そうという気概が無い。

      この十年だけを見ても、世界標準に達している映画は相当あるが、

      アメリカでもフランスでも上演されている件数は殆どない。

      世界に主戦場を求めるのではなく、ジャニーズ系の俳優を起用して

      国内の観客動員数を増やしたと喜んでいるように思う。

      この図式は、邦画という産業が、そういう形でこの五十年間、生存した魔法の方程式ともいえる。

      しかし、人口形態が少子高齢化に進んでいく今の世の中、

      ジャニーズでいつまで食っていくことができるだろうか?

       

      それとは全く別の切り口になるが、映画というジャンルの芸術が、果たして、紙の文化が

      何千年も生き残り続けたように、将来も生存するかどうかは分からない。

      確かに、映像、脚本、音楽という幾つかの芸術を総合的にプロデュースするものなのだから

      そのポテンシャルは大きいとは思う一方、

      廃れる時には、相乗効果で廃れるのではないかとも思う。

      又、デジタルという機械に頼るものなので、その機械自体が無くなると、

      それに伴って消失してしまうかもしれない。

      当時、最新鋭の総天然色の映像も、現代では、色彩の劣化だけが気になってしまうものが多々ある。

      それが、紙をベースとした書物や、絵画のような美術とは違うような気がする。

       

      芸術や表現方法というものは、常に、経年劣化と趣向の変化という波に向かっていくものだ。

      ただ、それだからこそ、映画というものは、世界を目指すべきものなのだと思う。

      是枝監督はじめ、万引き家族の制作に関わった人には、絶大な賞賛を送りたい。

      そして、日本の映画界には、世界を目指す意気込みを持ってほしい。

       

       

      JUGEMテーマ:映画


      top << | 1 | >> last

      calendar

      S M T W T F S
       123456
      78910111213
      14151617181920
      21222324252627
      28293031   
      << October 2018 >>

      latest entries

      categories

      archives

      recent comment

      links

      profile

      search this site.

      others

      mobile

      qrcode