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    映画 ] 日本映画よ、世界を目指せ!


    是枝裕和監督の「万引き家族」が、カンヌ映画祭のパルムドールに選ばれた。

    日本各地でも、6月上旬から、興行が始まった。

    先日鑑賞したが、確かに、なかなかの出来栄えだったと思う。

    キャストや上演者の意気込みが伝わってくるものだった。

    是枝監督の映画は、人類普遍のテーマの家族を扱っている点で、

    世界の評価を受けることが多い。

     

    そういった点では、日本の映画は、もっと世界的に認められていいのではないだろうか?

     

    「和紙はお好き?」が、常日頃、問いかけていることは、

    日本の芸術や、商品の中で、時代に取り残されているものは、世界を目指すべきということがある。

    古典芸能や、書道、日本画など、その技法や精神が、国際的に受け入れられれば、

    今とは全く違ったものとなっていくと思っている。

     

    その一方で、日本映画は、国内である意味、国内にそこそこ需要があって、

    映画を作っている会社は、みな、そこそこ利益が出ているので、

    世界を目指そうという気概が無い。

    この十年だけを見ても、世界標準に達している映画は相当あるが、

    アメリカでもフランスでも上演されている件数は殆どない。

    世界に主戦場を求めるのではなく、ジャニーズ系の俳優を起用して

    国内の観客動員数を増やしたと喜んでいるように思う。

    この図式は、邦画という産業が、そういう形でこの五十年間、生存した魔法の方程式ともいえる。

    しかし、人口形態が少子高齢化に進んでいく今の世の中、

    ジャニーズでいつまで食っていくことができるだろうか?

     

    それとは全く別の切り口になるが、映画というジャンルの芸術が、果たして、紙の文化が

    何千年も生き残り続けたように、将来も生存するかどうかは分からない。

    確かに、映像、脚本、音楽という幾つかの芸術を総合的にプロデュースするものなのだから

    そのポテンシャルは大きいとは思う一方、

    廃れる時には、相乗効果で廃れるのではないかとも思う。

    又、デジタルという機械に頼るものなので、その機械自体が無くなると、

    それに伴って消失してしまうかもしれない。

    当時、最新鋭の総天然色の映像も、現代では、色彩の劣化だけが気になってしまうものが多々ある。

    それが、紙をベースとした書物や、絵画のような美術とは違うような気がする。

     

    芸術や表現方法というものは、常に、経年劣化と趣向の変化という波に向かっていくものだ。

    ただ、それだからこそ、映画というものは、世界を目指すべきものなのだと思う。

    是枝監督はじめ、万引き家族の制作に関わった人には、絶大な賞賛を送りたい。

    そして、日本の映画界には、世界を目指す意気込みを持ってほしい。

     

     

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