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    インタビュー ] 書家「金森朱音」は、一文字の詩人


     

     

    (Photo by Ayumi Yamazaki)

     

    アーティストとしての金森さんを知ってもらうには、まず彼女の作品を一枚見てもらうのが一番だろう。【生】という字を書いているこの作品は、最近の作品だそうだ

     

    生命力に溢れた字である。中央のグルグルと廻ったところは、心臓が鼓動しているようだ。上方に向かって二本の手が挙がっている。頭になる部分と合わせて、生き物のエネルギーが上に向かってまるで、マグマが噴火しているようだ。そして一番下は、どっしりと地に足をつけている。きっと、これが金森朱音さんの【生きる】という感覚なのだろう。

     

    この作品は、「太陽の塔」という岡本太郎のドキュメンタリー映画を見た帰り道、描かずにはいられなくなったそうだ。金森さん曰く、まるで岡本太郎に「お前は、いったい何をやっているのだ?」と叱られたような気持ちだったと話してくれた。 映画館を出てすぐに、感じたもの全てをメモ帳に書き出し、その足で画材屋に向かったという。そしてアトリエに入り、この「生」という字を筆を使わず、手で書いたという。

     

    金森さんは、自分のことを表現者だという。彼女は、自分のことを、書家とか、画家とかいう単純な分類で区切らなくてもいいのではないかと言う。自分の内から迸る感情を表現するのが、自分の役割だと思っていると言う。ただ、一般的な括りでは、彼女は書を持って、自分を表現しているから書家なのだろう。そんな彼女の成長の過程は、8歳の頃から書道教室に通い、大学も東京学芸大学の書道科と、書家として歩んできた道だった。

     

     

     

    次回から二回にわたって、金森さんをインタビューした記事を掲載する。金森さんは、現在27歳。一児の母である。高校で書道の教員をするかたわら、母としては子育てをし、妻としては家事もこなしながら、創作の時間を絞り出している。話をきいていて、彼女には作品を作るエネルギーが溢れているのを感じた。それを読者も感じ取ってくれたらと思う。また、若い女性のアーティストとしての悩み、出産を終えての作風の変化も話していただいた、もりだくさんのインタビューである。

     

    金森朱音、Akane Kanamori

    (インタビュー当日=厚木にて)

     

    JUGEMテーマ:書道

     


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